Bootsy Collins

Bootsy Collins
ギャハハ!ナニこの人〜!って感じでしょ!
ぶっ飛んでんだかオバカなんだか。
という訳で僕の好きなベーシスト第4弾はこの人、ブーツィー・コリンズをご紹介します。
見た目の通り『ファンク』とか『ファンキー』とか、そういう類いの言葉で表現できる全てのエッセンスを凝縮したかのようなベーシストです。ほんとにぶっ飛びます、ハイ。
僕はもう10年来黒人音楽に影響を受けていて、少なからず自分のプレイにも影響していると思うんだけど、どちらかというと、黒人さんみたいに弾きたいとか、あのグルーブを出せるようになりたいとか、あんまりそういう風には考えない方なんです。だけど彼のプレイを聴いたり、演奏している映像を観たりすると、「かっこいいなぁ、あんなグルーブ出せたら気持ちイイだろうな…」などと思ってしまう反面、「こりゃムリだわ…」とも思ってしまいます。(もちろん初めから努力しないでいってるわけじゃないですよ、20代前半の頃は先輩方に「黒人のノリをだせるようになれ」と言われ続けて散々研究しましたから…。まあその話は機会があればおいおい…。)
絶対に日本人の僕にはマネできないだろうなと思ってしまう理由は、肉体の構造が違うんですよね、そもそも。
弾いている姿をみてると、全身がバネみたいに柔らかく、でも力強くしなっているみたいで、そのしなりが、そのまま音に出てくるんです。
「ぶーーーん」じゃなくて「ぶ〜〜〜〜〜〜んっ」みたいな…。(全然説得力ないなこれ…。)でもオレめっちゃ体硬いし…
しかし、そんな僕でも彼から学べるものはたくさんありました。
とにかくファンキーであること。
普段からファンキーでないと、いざというときファンキーになれないという事。
つまり、音には人間性がもろに、隠しようもなくあらわれるんだという事。
それが判ってから、僕はムリをしなくなってしまいました。ある程度自分を向上させようという地道な努力と、自分の本質をきちんと理解するアタマ。両方もってなきゃいけないんだななんて。
話が横道にそれました…。
彼はナニを隠そう初期のジェイムスブラウンのバンド「JB’s」に在籍していました。(多分彼が10代の頃。)
みなさんも良く御存じのゲロッパ「セックスマシーン」なんか、多分彼が弾いてるんじゃないかな…(ちがったらごめんなさい)

上のジャケットはジェイムスブラウンの1971年のライブアルバムですが、ベースは全部ブーツィーです(若干19歳!!)。
このアルバムはJB全盛のころのアルバムだから、機会があったら是非聴いてほしい!!
そしてほどなくJB'sを離れジョージクリントン率いるパーラメントに参加。このバンドが発端で「P-Funk」と呼ばれる、脳天気でオバカで、最高にグルービーな音楽が発生する事になりました。

このアルバムはやはり、パーラメントのライブアルバムで、ブーツィーのうなるようなベースが堪能できる素晴らしいアルバムです。
どちらかというとJB'sで弾いてるやつの方がバッキングに徹していて、でも音の存在感がハンパなくてって感じで僕の好みなんですが…。
ちなみに何年か前にミュージシャンの間で話題になった「永遠のモータウン」という映画では、ボーカリストとして、やっぱりファンキーな衣装を身にまとってファンキーな歌を披露していますので良かったら観てみて下さい!

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