スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

マニアックな話

僕が20代そこそこの頃、プロのベーシストになりたくて飛び込んだ現場で、自分が何も弾けないベーシストだと言う事をいやという程思い知らされてた時期の事。

「グルーブ」って何だろう??

という事を頭がおかしくなるくらい考えてました。

そして現在まで僕はありがたい事にまだベースを弾き続ける事ができていて、僕なりにある程度グルーブというものの解釈はもっているつもりです。

んじゃ、そのグルーブって一体何?ウィキペディアでみてみる

ふうん、なるほどね。確かにそうだ。

ですが、非常に抽象的な言葉ですよね。

じゃあ英語ではどう定義付けされてるのかというと。。(辞書でみてみる

あれ、それだけ?

僕らミュージシャンが今でこそ日常的使う「グルーブ」という言葉には、どうやら明確な定義は無いらしいですが、20代前半の頃の僕も、その「グルーブ」について繰り返し考え続けるうちに、グルーブするには瞬発力が必要だという事が何となく分かって来たのでした。(もちろん他にもいろんな要素が関係していると考えますが、ここでは省きます。)

瞬発力というと、肉体的な動作を思い浮かべますが、ここではメンタルな瞬発力も含めて考えてます。

この瞬発力について実感したのは、やはり黒人音楽を聴き込んだ事が大いに影響していると思います。(必ずしも黒人音楽=グルーブする音楽とは考えてません。演奏者が黒人である方が有利、、、ぶっちゃけて言うと「ズルイ」とは思いますが。。)
具体的にその事を実感した曲は、ノリのいい、まさにグルーブしてるファンク、例えば「P-funk」とか「James Brown」とかを聞いてではなく、Marlena Shawの「Feel like makin' love」でのChuck Rainey大先生の演奏をコピーしてた時でした。
この曲はスローな8ビートのバラードで、非常にゆったりと演奏されているように聞こえます。
僕はそこにだまされて、ゆったりした気分で、スライドのテクニックとか、フレージングを真似しながら、CDに合わせて練習していると、「ハッ!」と気づいたのです。

僕の演奏がどんどん遅れているのです。

一旦弾くのをやめて、彼の音ののばし方に注目してみると、次の音を出すギリギリまで音はのびているのに、決して遅れる事無く、次の音符を演奏しているのが分かりました。
つまり、「ボーン」と一音弦を弾いても、音がのびている間、ただ音が残っているのではなく、その中に「ノリ」が保たれてるんですね。つまり、音が伸びている部分でグルーブが決まり、次の音を遅れずに発音する為には「スピード」が感じられなければならないのです。
逆にこの「グルーブ」と「スピード」が無ければ、どんなにメロディーが美しいバラードでもタル~い演奏に聞こえてしまいます。

当然、この「グルーブ」と「スピード」を真似しようと思ったら、決してバラードの演奏は「ラク」ではありません。
ギリギリまでノリを残して、次の音符を発音する。これには、まぎれも無く「瞬発力」が必要なのです。
しかし、今よりずっと未熟だった僕はこのノリを目指そうとすると、つい体に力が入ってしまい。ガチガチな演奏になってしまいます。ゆったりした演奏とは真逆ですよね。
つまり、これはスポーツ選手でもそうだと思うけど、瞬発力を発揮するには、余計な力が入っていてはいけないのだと、この時初めて理解したのです。(この時以来、ライブで、アップテンポな曲を弾くより、バラードの方が息があがります。。理由は機会があればいづれ。)
とは言っても、僕もまだ会得の途中段階ですんで、日々精進です。

ところでちょって思い浮かべてください。日本が世界に誇る国技「相撲」中継の様子を。
土俵にあがって、仕切りを繰り返している力士達の動き。
とてもゆっくり、のそのそと動作を繰り返してますよね。
あれは別に体が重くて動けない訳じゃなくて、立ち合いの一瞬の勝負に発揮しなければならない爆発的なパワーの為に、筋肉を緩めて、爆発力を温存しているのだという話を以前聞いた事がありますが、とても納得のいく話だと思います。そう思いませんか?

そんな事を考えてたらテレビに映る動物達や、街で見かける犬や猫達の動きを今までと違った視点で見るようになりました。
本来動物(特に肉食動物)は、自分で狩りをして生命をつないできている奴らです。
彼らにとって、瞬発力は、生きて行く為に必要であり、不可欠な運動能力な訳です。

だとしたら。。。。

僕の頭にある光景が浮かび上がりました。

「もしワニがベースを弾けたら、ブーツィーよりもグルーブするのかな???」



スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

譜面にも書けないし、言葉にするのも難しいよね。^^

以前ブルーノートでチャックレイニーのプレイを最前列(1mくらい)で見たんだけど
まるで新聞読みながらトースト食べてるような感じで
リラックスしすぎな感じで弾いてるの見てたまげました。^^
タッチも究極に軽いんだよね。ひよこ撫でてるみたいだった。
で、あのグルーブ。^^
瞬発力っていう観点で見ると、その軽いタッチは理にかなってるよね。
ドラムはオマーハキムだったんだけど
かなりドラムにアクセントなどゆだねてる感じがして
“抜き”の妙技的な印象を受けたよ^^
いずれにしても
ドラムが大いに関係するからベースは楽器選ぶのと同じくらい厳選してドラムを選ぶのが大事なのかもしれないと最近思います。

ワラス様
いらっしゃいませ!
僕もブルーノートでチャックレイニーを2度程至近距離で見ました。しかも1度目は早く着きすぎちゃってロビーでウロウロしてたらドラムのバーナードパーディーとチャックレイニーが2人で現れて、握手してもらった事があります。その時の印象は、チャックレイニーは見上げる程デカく、手の大きさもハンパなかった。あの肉体的条件での演奏スタイルをそのまま真似てもそりゃあ出音は違うわなぁと思いましたね。時々ベーシストは体が大きな方が良い音が出るって聞くけど、それは間違いで、どちらかというと手の大きさの方が影響するんじゃないかと思います。ラリーグラハムなんて身長は僕位なのにあの手であの音ですからね。(そう考えると僕は体も手もどっちも小さい。。)
どちらにしても、単純に手の質量が彼の方が倍あったとしたら、左手が弦をホールドした時のロック感にしても、右手の人差し指が弦を振り抜いたパワーにしても、僕が力一杯演奏するより遥かに余裕を持って、しかも僕が出せる音より遥かに図太い音が出てるんだなと思います。

グルーヴは音楽にかかわる人間にとって
永遠のテーマですよね!
現段階で私が思うグルーヴの作り方は、
一、毎日風呂に入る。
二、腕立て、腹筋、背筋をする。
三、走りこみをする。
四、リットーミュージック関連の書籍を買いあさる。
五、耳コピをする。
六、ヘラヘラしない。

こういったことを続けていけば
良いグルーヴが生まれるのではないでしょうか。

朝玉王様
いらっしゃいませ!

参考になります。
因に挙げて頂いた中で僕が実践している事は一つしかありませんでした。。。
あとせめてあとふたっつ位はやりたいと思います!
プロフィール

よっしぃ

Author:よっしぃ
ベーシスト、よっしぃのブログです。
魅惑の東京サロンというバンドで弾いてます。
ソウル好きの仲間とやっているEbony-B & the Grasshopper(s)もよろしく!

よっしぃ on the gigs
よっしぃの近日中のライブ情報です。

10月21(金)@西荻窪 w.jaz
Ebony-B & the Grasshopper(s)

11月12日(土)@高円寺Jirokichi
久住昌之&オーケストラQ

11月19日(土)@新宿Golden eggs
Ebony-B & the Grasshopper(s)

12月15日@下北沢Club 251
J.H.Street Band
よっしぃにメールする
ブログへのご意見や、お問い合わせなどお気軽にどうぞ

名前:
メール:
件名:
本文:

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。