みちくさ
僕は普段2つの駅を最寄り(複数ある以上最寄りとも呼ばないか、、)駅として利用している。
荷物が多かったりする時は家から歩いて5分の駅、渋谷に出る時は自転車で20分位飛ばして渋谷まで乗り換えなしで出られる駅を使うのだ。
ちょっとここ2日位出かけっぱなしで最後にいたところが渋谷だったので、いつもは自転車に乗って帰る方の駅まで出て来たが残念な事に今日は自転車が無かった。ふつうならバスに乗るところだったが、数日前に同じようなシチュエーションでバスに揺られて何気なく窓の外を眺めていたら、近所の知り合いが僕の部屋からそう遠くない彼の住む家目がけてセッセと歩いているのが見えた。
「きっと健康の為に歩いているんだろうな。。。」
なんて感心してしまった。
そして今日。
「歩いてみよ」
歩いたら40分位。この時間て結構たっぷりなもので、音楽を聴きながらのんびり歩こうかとも思ったが、敢えていろいろ考え事をしながら無音でちゃっちゃと歩いてみた。
気持ちいいじゃん!
普段は目につかなかった建物や商店などに何気なく目を奪われながらどんどん歩を進めていった。いい香りのする喫茶店。思わず立ち寄ってみたくなる雑貨屋さん等々。。
結構散歩気分になっちゃって疲れも感じずにてくてく楽しんで歩いていてあと10分位で着くかなってところで、大きな横断歩道を渡っていたら見覚えある顔の男が自転車にのってすれ違うのに出くわした。
僕はすぐに彼が中学からの同級生である事に気づき、彼を呼び止めた。
何年ぶりに顔を合わせただろう。
彼も僕と同じくらいの時期(中学校2年位)にバンドをはじめた奴で、19歳の頃には同じバンドで某大手オーディションに参加した事もあった。
そのうち彼はより自分の音楽を追求してメンバーを集めて(そこから僕は残念ながら関わらなくなってしまった)精力的に活動をはじめ、10年位前はメジャーデビューまで果たし、若者たちの間ではちょっと名の知れたバンドにまで成長させた男だったのだ。
彼と会う事はなくなっても彼(彼のバンド)の噂はいろんなところで聞いていたが、最近そんな話を聞く機会が減って来ていて、今どうしているのか聞いてみたら、彼はまだそのバンドにこだわって続けているのだという。
メンバーの出入りは絶えず、なかなか安定しないが、でも続けているのだ。
僕もまだバンドやってるんだぜなんて言って連絡先をわたして今度飲もうよなんて話をして
短い立ち話を終え、彼とすれ違ったあと、ふとどこに行くのかなと思って振り返ると、彼がそこからすぐのビデオショップのシャッターを開けているのが見えた。
彼も生活の一部を犠牲にしながら音楽にこだわって生き続けているのだなと思った。
回り道して、時間をかけて歩いて帰って来てホントに良かった。
お互いに頑張ろうぜ!
荷物が多かったりする時は家から歩いて5分の駅、渋谷に出る時は自転車で20分位飛ばして渋谷まで乗り換えなしで出られる駅を使うのだ。
ちょっとここ2日位出かけっぱなしで最後にいたところが渋谷だったので、いつもは自転車に乗って帰る方の駅まで出て来たが残念な事に今日は自転車が無かった。ふつうならバスに乗るところだったが、数日前に同じようなシチュエーションでバスに揺られて何気なく窓の外を眺めていたら、近所の知り合いが僕の部屋からそう遠くない彼の住む家目がけてセッセと歩いているのが見えた。
「きっと健康の為に歩いているんだろうな。。。」
なんて感心してしまった。
そして今日。
「歩いてみよ」
歩いたら40分位。この時間て結構たっぷりなもので、音楽を聴きながらのんびり歩こうかとも思ったが、敢えていろいろ考え事をしながら無音でちゃっちゃと歩いてみた。
気持ちいいじゃん!
普段は目につかなかった建物や商店などに何気なく目を奪われながらどんどん歩を進めていった。いい香りのする喫茶店。思わず立ち寄ってみたくなる雑貨屋さん等々。。
結構散歩気分になっちゃって疲れも感じずにてくてく楽しんで歩いていてあと10分位で着くかなってところで、大きな横断歩道を渡っていたら見覚えある顔の男が自転車にのってすれ違うのに出くわした。
僕はすぐに彼が中学からの同級生である事に気づき、彼を呼び止めた。
何年ぶりに顔を合わせただろう。
彼も僕と同じくらいの時期(中学校2年位)にバンドをはじめた奴で、19歳の頃には同じバンドで某大手オーディションに参加した事もあった。
そのうち彼はより自分の音楽を追求してメンバーを集めて(そこから僕は残念ながら関わらなくなってしまった)精力的に活動をはじめ、10年位前はメジャーデビューまで果たし、若者たちの間ではちょっと名の知れたバンドにまで成長させた男だったのだ。
彼と会う事はなくなっても彼(彼のバンド)の噂はいろんなところで聞いていたが、最近そんな話を聞く機会が減って来ていて、今どうしているのか聞いてみたら、彼はまだそのバンドにこだわって続けているのだという。
メンバーの出入りは絶えず、なかなか安定しないが、でも続けているのだ。
僕もまだバンドやってるんだぜなんて言って連絡先をわたして今度飲もうよなんて話をして
短い立ち話を終え、彼とすれ違ったあと、ふとどこに行くのかなと思って振り返ると、彼がそこからすぐのビデオショップのシャッターを開けているのが見えた。
彼も生活の一部を犠牲にしながら音楽にこだわって生き続けているのだなと思った。
回り道して、時間をかけて歩いて帰って来てホントに良かった。
お互いに頑張ろうぜ!
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